アラクネの書棚

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青野優子氏『魔女の鍵』(FT,中篇)

騎士、ウォルフガングは、王子の愛妾エルザの予言に従い、いにしえの魔女ニナ・ルッツを探しにやってきたが。──不思議な明るさをもつ、魔法の物語。

■青野優子氏サイト『蒼の惑星』→小説→『魔女の鍵』

以下ネタバレ感想↓


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オンライン小説家名鑑登録代表作より^^

 普通に読みなれた、魔女と騎士の物語とはいささか違う。大魔女ニナ・リッツの称号と記憶を継いだカタリナ(22歳)は、小麦色のワンピースを着て、土産物屋のバイトをしている。名の知れた騎士であるウォルフは、アパートに住んでいる。魔女と騎士は、町のマーケットでコーヒーとクロワッサンを買い、プレーンオムレツにサラダを添えて、朝食をとる。それでいて、「魔女らしい魔女」の格好をしてみたり。「騎士らしい騎士」の忠誠の感覚もある。普通に読みなれた、魔女と騎士の物語が登場人物たちによって作中劇として演じられているような、面白い距離感。

 そうやって少しずつ少しずつ、読者の感覚をかき混ぜておいて。

 物語の最後の仕上げの魔法は、“魔法らしい魔法”だ。

 魔法ゆえの恋。失敗した目的を恥じて、王都を離れた魔女と消した記憶。魔法をかけた"彼女"は、思いもしなかったのだ、自分の魔法が、相手の子孫にまで及ぶなど。
 現・ニナ・リッツは、竜に乗って薬草を摘みにいったり、化け物に守られた遺跡から本を盗み出したりせず、仕草だけの毒消し魔法で、王家の呪いを解きおうせる。

 物語自体が香ばしいクロワッサンみたいな、さっくり軽いファンタジー。おいしく拝読いたしました。ごちそうさまでした♪

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- オンライン小説に愛を/小説・文学

  1. 2006/06/05(月)
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コメント

ありがとうございます

こんにちは。作品、読んでいただいてありがとうございます。私の書いた中ではこの作品が一番「異世界ファンタジー」だったので、感想を拝見して、「あー、ぜんぜん異世界ファンタジーじゃなかったじゃん(汗)」という感じです。異世界ファンタジーもの好きなくせに、そこに現実味をひたすら付け加えてしまうようです(苦笑) ではでは~
  1. 2006/06/07(水) 10:00:25 |
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  3. 青野優子 #AkE1BjFg
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いらっしゃいませ。

青野さんいらっしゃいませ。
>「あー、ぜんぜん異世界ファンタジーじゃなかったじゃん(汗)」という感じ
異世界(魔法世界)に「現実味」というか「身近っぽいかんじ」があるのが、バランス的に面白かったです。感情移入もしやすいですし。

ともあれ、ご訪問ありがとうございます^^
  1. 2006/06/07(水) 12:06:29 |
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  3. 麻生新奈 #-
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