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ケロンパ氏『人魚の海』恋愛小説

ClubA&C

[作者による紹介文]

センセイは色々な事を教えてくれた。
男が女を意識したときに、変わる瞳の色合いも。
愛しい男の唇から香るタバコは、味わうことが出来るのだという事も。



ケロンパ氏サイト『あおいゼリー』→『人魚の海

以下、微ネタバレ感想
Open▽
 ヒロイン律子は、自分が残酷な少女だったつもりでいる。残酷な女という生き物に育ったつもりでいる。
けれど実は、幾重かの遮蔽をかけた純粋で傷つきやすい女性だと感じた。

 誰の恋にもきっかけというものがある。ヒロイン律子の恋もまた、ライバル白木が喝破したとおり、父と教師を重ねあわせて始まったのかもしれない。
 けれど、少女はその賢さでもって自分の心を丁寧にまさぐり、白木に見つかったときにはもう、恋を父の記憶から切り分け終わっていたような感じもする。
 賢い、感受性豊かな少女なのだ。

 大人になってからの部分の描写として。
 南の島の光景は、文としてそう長いわけではないのだが、美しい。後半、これでもかというくらい詰め込まれるロマンティックシチュエーションに、ストーリーとしてのバランスを失わないかと危惧した瞬間もあったのだが、それなりに物語的な見せ場も用意されて、ラストへと高まっていく。
 ただ一つ、ほんの数回スキンダイブを経験した者として難癖をつければ、海の匂いや海の中で聞く水の音、身体に感じる圧迫感など、海の描写に視覚以外の要素をもっと増やしたほうが、ヒロインの「病」の描写が深くなったような気はした。

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  1. 2007/04/23(月)
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コメント

ありがとうございます

麻生さま

丁重なご感想を頂き、本当にありがとうございました。

>視覚以外の要素を…

はい。確かに視覚のみの描写に偏っていたように思います。
心を病むほどの海への恐怖心。
更にリアルに伝えられるよう、ご指摘いただいた点を追求してみたいと思います。

ブログのほうにもご紹介いただき光栄でございます。
ありがとうございました!
  1. 2007/04/23(月) 23:44:12 |
  2. URL |
  3. ケロンパ #2DdjN05.
  4. [ 編集]
  5. [ 管理]

URLの言い訳を

同文繰り返すのもどうかと思いますがw

ClubA&Cももうちょっと真面目に通わないと、と思ってます^^;
  1. 2007/05/19(土) 16:28:32 |
  2. URL |
  3. 麻生/阿檀 #nzi/10PQ
  4. [ 編集]
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