アラクネの書棚

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蓮桐氏『勿忘草に詠う』(中世恋愛小説,48枚)

[作者による紹介文]疫病に蝕まれる貴族の少女と、泥棒を家業とする乞食の少年と、勿忘草と。
■蓮桐氏サイト『天翔る』→小説→「勿忘草に詠う」
Open▽
 ヒロイン、フィルは、十年前にかかった流行の肺の病のせいで、死ぬ定めにある。
 貴族の家に生まれ、屋敷に閉じ込められている同然の彼女にとって、野外に出てつむ花は、望んでも手に入らない自由の象徴だ。

 そんな彼女の屋敷に、泥棒が入る。盗みはするが人は殺さない、「盗賊」という語にこだわる少年、ケートである。
 フィルは、追われるケートをかくまったことの謝礼として、
「自分が死ぬまで毎日」
 屋敷へ来いと言う。
 一見、「貴族のお嬢さんのわがまま」ではあるのだが。そんなことを強いるのは、最初の出会いから、フィルがケートに引かれているせいであり、ケートがそれに従うのもフィルの魅力に最初から気づいているからだろう。
 花をもって訪れる日々を重ねるうちに、二人の間の想いは、互いに否定できないものになっていく。

 そして、フィルが逝ったあと。ケートはフィルが一番最後に望んだ花、勿忘草を盗んだ罪で、斬り殺されてしまう。

 
 物語のトーンは、全体に甘く、優しい。淡く儚いラブストーリーである。

 ■ ■ ■

 今回は甘口指定で書かせていただきました。本音をいえば、「あ、ここをこうしたらもっといいかも」というポイントはあるのですが。……もしも作者サマからリクエストあったら、お知らせいたします。

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  1. 2007/06/25(月)
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